貧を済(すく)ふには財を以てし
愚を導くには法を以てす 性霊集巻二より恵果和尚の碑文より。 仕事で京都に行った折、東寺に行ってみました。生憎の雨模様。 御影堂に上がり手を合わせるとすぐに左手に蚊がとまりました。すぐに叩くのも気が引けて見ていると容赦なく血を吸い真っ赤な腹を膨らませて飛んでいきました。長い間吸わせていたのでかなり腫れあがるのを覚悟していたのだが、不思議なことにまったく腫れませんでした。晴れ上がったのは空の方。 そんな私に響いたことばが冒頭の文です。 財を持つものは財を以て、法を説くものは法を以て、何も持たぬ私たちは元気に働く手足と日焼けした笑顔で日々を暮らせばいいのです。人は持てる力だけ生きればいいのです。と東寺長者は解説します。 しかし現代社会の財持つ者どもの浅ましさよ、法を司る者どもの愚かさよ。だから私たちは日々を普通に暮らすことすら奪われたまま。 心の正義を信じたい。 まともな社会にするためには泣き寝入りはしてはいけません。 クマさん、ITOさんにいつも励まされます。感謝しております。ありがとうございます。
by weedspirits
| 2006-07-14 02:42
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